市川の砲兵 唯一の名残 『読売新聞』2025年8月25日

市川の砲兵 唯一の名残 『読売新聞』2025年8月25日

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赤レンガ倉庫保存訴える声

『読売新聞』2025年8月25日朝刊(千葉版)に赤レンガ倉庫に関する記事が掲載されました。

「戦後80年 戦跡をたどる13 市川の砲兵唯一の名残 赤レンガ倉庫 保存訴える声」

遺そう・いかそう赤レンガ パネルと模型展
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 県が所有する「赤レンガ倉庫」は、明治時代に旧陸軍が建てた武器庫だった。
 (略)1899年の教導団廃止後、野戦砲兵第十六連隊などが引き継いだ。 
 (略)国府台はまさに「砲兵の町」となった。
 (略)砲兵を中心に様々な部隊が置かれた国府台だが、当時を感じられる戦跡は、赤レンガ倉庫を除いてほとんどない。
 (略)「いかす会」は、市内でも数少ない戦跡である赤レンガ倉庫の保存と活用を訴え続けている。市民の関心を高めようと、市川市中央図書館で31日までパネル展も開催している。
 同会の共同代表で建築士の高木彬夫さん(87)は、レンガや瓦の刻印などから、倉庫が建てられたのは1885~86年頃とみており、「県内の旧陸軍関連施設で最も古い可能性がある。将来に残す第一級の価値がある」と強調する。
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 市川市は2015、17年度、赤レンガ倉庫の保存を求める要望書を県に提出した。県は、市への移譲を含めた活用や管理方法を検討している。
 (略)高木さんは「行政が予算化するには市民の関心の高まりが欠かせない」とみており、千葉商科大学(市川市)の学生ら若者にも参加してもらい、活用のアイデアをまとめて市などへ提言していく考えだ。
 「(倉庫を)平和と環境と文化をテーマにした、創造と交流の拠点に生まれ変わらせたい。戦争が全ての破壊だとすれば、これに対してできることは創造だ」。
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