明治建築の陸軍武器庫 『千葉日報』2025年8月13日
明治建築の陸軍武器庫 『千葉日報』2025年8月13日


『千葉日報』2025年8月13日に赤レンガ建物の記事が掲載されました。
明治建築の陸軍武器庫 市川・国府台赤レンガ建物 「軍都」市川の歴史証人 【戦後80年ちば 記憶宿る地を訪ねて】(1)
【https://www.chibanippo.co.jp/articles/1482141】
【遺そう・いかそう赤レンガ パネルと模型展】
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市川市国府台地区。その一角に、明治初期の約140年前に建てられた赤レンガ造りの建物がひっそりただずんでいる。
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赤レンガ建物の研究を進める市民団体「赤レンガをいかす会」の高木彬夫共同代表(87)によると、使われたレンガの種類などから教導団設置と同時期の建築とみられる。現存する県内の赤レンガ建造物としては犬吠埼灯台に次ぐ古さ。
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存在が本格的に注目されるようになったのは、建物の保存と活用を求める「いかす会」が10年に発足してからだ。大学などに置かれた旧陸軍施設や、血清研敷地内にあった「もう一つの赤レンガ建物」(旧軍被服庫)は撤去されており、「元武器庫が今まで残ったのは奇跡的」と高木さん。「平和と文化をテーマにした創造と交流の場に生まれ変わらせたい」と訴える。
会は、県の了解を得て実施した独自調査など活動成果をパネルにまとめた企画展を市中央図書館で開催中。実測調査に基づく赤レンガ建物の模型も展示されている。
メモ
赤レンガ建物と旧血清研エリアの今後を巡り、所有する県は地元・市川市と協議中。「赤レンガ建物を保存し一帯を公共目的に活用したい」との市の提案を受け、県は同建物を除く不要な旧施設の撤去準備に入った。市が今後、どのような内容の活用案を県に示すか注目される。
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