いちかわ平和のための戦争展 報告追記
いちかわ平和のための戦争展 報告追記


戦後80年できることをやろう!
市川市在住の口承文芸学研究者である米屋陽一氏が発起人となり、「いちかわ平和のための戦争展」を開催する運びとなりました。
さまざまな〈展示〉と〈イベント 子ども向け/大人向け〉
赤レンガについての展示や平和トークも開催
▶期間 2025年7月22日(火)ー7月27日(日)
▶時間 10:00ー18:00(22日のみ14:00ー)
▶会場 全日警ホール(市川市八幡市民会館)
2F 展示室
(JR総武線・都営新宿線 本八幡駅/京成八幡駅下車/葛飾八幡宮となり)
周辺地図
▶入場無料 申込不要(募金のお願い)

〈展示〉
市川の空襲と被害/市川の兵舎・赤レンガ/戦争末期・市川のクロマツ(松根油・松脂)採取痕/戦争体験者のインタビュー映像上映/ほか
〈イベント〉大人向け 一部抜粋
【トークリレー】
7/25(金)14:00~14:30 米屋陽一(口承文芸学研究者)「東京荏原大空襲」
14:30~15:00 佐野郷美(市川緑の市民フォーラム事務局長)
15:00~15:30 柳沢幸子(市川女性の集い連絡会会長)
「ジェンダー平等の中の平和と戦争について」
15:30~16:00 吉原廣(赤レンガをいかす会代表)
16:00~16:30 岡健太郎(映像クリエーター)
16:30~17:00 根岸英之(市川民話の会会員・
「市川学」コーディネーター)「市川の戦争を語りつぐ」
7/26(土)14:00~14:30 米屋陽一(口承文芸学研究者)
「日清・日露戦争後の子どもの遊びと昔話絵本」
14:30~15:00 田中愛子(行徳郷土文化懇話会名誉会長・
行徳空襲体験者)
16:30~17:00 関口ゆきの(千葉商科大学学生)
7/27(日)14:00~14:30 高橋勲(元日弁連副会長・
市川の憲法9条の碑をつくる会よびかけ人代表)
14:30~15:00 西條明子(しながわ平和のための戦争展事務局)
15:00~15:30 市川民話の会
15:30~16:00 日本民話の会・語りの会有志
16:00~16:30 平井宏治(ケアカフェいちかわ・市川空襲体験者)
「子どもの目から見た戦争)
16:30~17:00 平井隆史(Tryあんぐる)
「原爆の子さだ子の願い」ほか

主催 いちかわ平和のための戦争展実行委員会 米屋陽一民話・伝承研究室
共催・協力(一部)赤レンガをいかす会 市川民話の会 市川緑の市民フォーラム ほか
問い合わせ mail aurinkoy@gmail.com
TEL 080-4427-2011
関連イベントサイト

報告 トークリレー 吉原廣 7月25日
まず、赤レンガ建築物の写真を写しながら、赤レンガ建築物の概要や保存する価値、雨漏りなどの傷みが激しい現状を話しました。
次いで、太平洋戦争末期、血清研究所の業務として中山競馬場に集められた馬の血を抜く作業に、近隣の勤労動員学徒が手伝わされたエピソードを描いた、2006年脚本・演出のいちかわ市民ミュージカル「夏の光」を取り上げました。
また、赤レンガ建築物を舞台に「赤レンガの怪人」などが登場する、2014年脚本・演出のいちかわ市民ミュージカル「月の雫~いちかわイーハトーボ物語」にも触れました。
そして、なぜ演劇の形で赤レンガ建築物を描くのかとして、戦争の実感が薄らいでいく時代に、演劇を通して実感を体験することが重要になってくるのではないかと伝えました。
最後に、これからは共生の時代であり、多様性やごたまぜが大切だとまとめました。
壁面には、赤レンガ建築物と赤レンガをいかす会について展示してあります。
【いちかわ市民ミュージカル夏の光】
【2006年の第3回公演は「夏の光~空に消えた馬へ~」】
【赤レンガ通信第8号】
【いちかわ市民ミュージカル月の雫】
【3回目公演からは2日4回公演、観客動員最大5,000名の規模に発展していた。】
【旧陸軍武器庫を舞台に「賢治の世界」 千葉】産経新聞
【赤レンガに染み込んだ戦争!】
【市川ごたまぜミュージカルパレード】
【「イチカワフォント」誕生を祝うリリースイベント1】



「平和の大切さをさりげなく」 市川で22日から平和のための戦争展 『朝日新聞』2025年7月8日
子どもにも大人にも戦争のことを知ってもらおうと、千葉県市川市の有志らが「いちかわ平和のための戦争展」の準備を進めている。紙芝居からリレートークまで様々なイベントを、7月22~27日、同市八幡4丁目の「全日警ホール」で開催する(22日は午後2時から)。入場無料。
「日本民話の会」の元会長で口承文芸学研究者の米屋(よねや)陽一さん(79)=市川市=が中心となって企画した。米屋さんは終戦直後の1945年11月、現在の東京都品川区荏原で生まれた。焼け野原のなかで近所の人たちから食料を分けてもらって育ったという。母や近所の人たちから聞きとった45年5月の荏原大空襲の様子などについてリレートークで語る。
戦争体験がある人が年々減り、教育現場や家庭で子どもたちが戦争について考えたり、学んだりする機会が少なくなっていることから、「命は何よりも大切。戦争は絶対にダメだということを伝えたい」としている。
ほかにも市川市などで活動する「朗読グループ秋桜」(小松久仁枝さん主宰)は、終戦後にシベリア抑留を経験した元兵士の書き残した絵日記を朗読し、抑留生活の過酷さを生々しく語り、戦争の悲惨さや愚かさについて伝える。
子ども向けの内容にも力を入れており、パンフレットは子ども用と大人用の2種類を作成。23、24日はすべて子どもを対象にした紙芝居や朗読、工作などのプログラムを用意している。紙芝居公演などを手がける「ぽれぽれ座」の有村由佳さん(55)は「子どもにさりげなく平和の大切さを伝えられたら」と話す。
イベントのプログラムは、ウェブサイト(https://daisukiohanashi.wixsite.com/my-site-2/post/)で確認できる。


