旧千葉県血清研究所

旧千葉県血清研究所

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旧千葉県血清研究所
「旧千葉県血清研究所」とは何か。
それは、ワクチンや抗毒素などを開発し製造した研究所のことです。
研究所では、破傷風、百日咳、ジフテリアなどの細菌性のものや、インフルエンザ、日本脳炎、はしかなど、日本で作られるほぼすべてのワクチンを製造していたといいます。
研究所の沿革は、ワクチン製造を行った陸軍医学校中山出張所(現在の中山競馬場に位置していた)が戦後「千葉県血清製造所」となり、軍隊跡地の国府台に移転し、後に「千葉県血清研究所」と改名しました。
様々なワクチンを研究製造し、感染症予防の一端を担った「千葉県血清研究所」でしたが、平成14年に行政改革の波により閉鎖されました。

市川赤レンガを含む「旧血清研究所」の敷地には、写真の通り昭和40年代に建設された多くの施設が現在も残っています。
市川赤レンガ自体も破傷風室や冷蔵室、遠心機用コンプレッサー設置室など、時代ごとに用途を変えつつ研究施設の一要素として機能していたそうです。
ワクチン開発というキーワードをニュースでよく聞く昨今ですが、戦後も同じように感染症から命を守るために多くの人々が尽力して、現代につながっているということを痛感させられます。

市川赤レンガはそんな歴史をも想起させる重要な建造物です。

国府台旧陸軍武器庫(旧千葉県血清研究所倉庫)】美珍麗・探訪

血清研究所
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